コラボレーション環境での図面の共有について

コラボレーション環境では、複数のユーザーがいつでもあらゆるデバイスから作業し、図面にアクセスできます。

ユーザーは、3 つの製品のいずれかを使用して、与えられた権限に従って図面を表示または編集できます。

プロジェクトをクラウド ストレージに保存して、クラウド アプリケーションを使用して他のユーザーと共有しましょう。図面を共有すると、デスクトップ アプリケーションやクラウド アプリケーションで開き、割り当てられている権限に従って使用することができます。

  • デスクトップ アプリケーションでは図面の作成と編集が、ローカル ドライブからだけでなく、クラウド ストレージからも可能です。
  • クラウド アプリケーションでは、共有図面を開いて表示や編集ができます。

コラボレーションによる作業

図面を作成および編集するにはデスクトップ アプリケーションを使用し、図面を共有して別のデバイスで開くには ARES Kudo を使用します。

デスクトップ アプリケーションをコラボレーションする方法で使用するには、以下の手順を実行します。

  • クラウド上のプロジェクトにします

    クラウド ストレージ サービスを使用して図面を保存して、複数のユーザーがアクセスできるようにします。

  • クラウド ストレージをクラウド アプリケーションに接続します

    クラウド ストレージ同士をひとつの中央の場所で接続します。接続が確立されると、図面をデスクトップ アプリケーションやクラウド アプリケーションで開くことができます。

  • 図面を共有します

    クラウド アプリケーションを使用して保管図面を同僚と共有し、必要な権限も指定します。さらに、図面の一意の URL を作成して他のユーザーに送信することで図面を公開できます。この URL により、リンクを持っているユーザーは、アプリケーションにサインインすることなく、表示のみアクセスができます。

  • 図面での作業

    図面が共有されると、ユーザーは指定された権限に応じて図面にアクセスできます。

    • 編集権限を持つユーザーは、デスクトップ アプリケーションまたはクラウド アプリケーションを使用して図面を編集できます。
    • 表示権限を持つユーザーは、デスクトップ アプリケーションやクラウド アプリケーションで、図面を表示のみモードで開くことができます。
    • パブリック リンクを受け取ったユーザーは、図面を開いて、クラウド アプリケーションを使って Web ブラウザで表示することができます。この場合は、Graebert アカウントは必要ありません。

クラウド ストレージ サービスを使用するための操作

下の表は、クラウド ストレージ サービスを使用するための操作の一覧です。

デスクトップ アプリケーションでは、次のことができます。 クラウド アプリケーションでは、次のことができます。
指定したクラウド ストレージに保存されているフォルダとファイルのリストを表示する
現在のファイル リストをフィルタする
指定されたクラウド ストレージに保存されているフォルダとファイルのリストを表示する
現在のファイルの一覧をフィルタリングする
接続されているすべてのクラウド ストレージ サービスで図面を検索する
図面を作成する 図面を作成する
図面をクラウド ストレージや自分のローカル ドライブに保存する
図面をダウンロードする
図面をクラウド ストレージにアップロードする
図面をダウンロードしてオフラインで使用する
注記: クラウド アプリケーションでは、図面が自動的に保存されます。
図面をパブリックに共有する 図面を同僚と共有する
自分の図面や他のユーザーと共有している図面を開く 自分の図面や他のユーザーと共有している図面を開く
自分の図面や他のユーザーと編集権限で共有している図面を編集する 自分の図面や他のユーザーと編集権限で共有している図面を編集する

デスクトップ アプリケーションでの共有図面の編集

デスクトップ アプリケーションでは、編集権限を持つユーザーは、ユーザー間で共有されているすべての図面を変更することができます。

2 人以上のユーザーが同じ図面に対して編集権限を持っていると、ユーザーが図面を同時に編集するようなこともあります。

以下は競合を回避するために適用されます

  • 編集の競合を防ぐため、一度に 1 つの図面を編集できるユーザーは 1 人だけです。あるユーザーが図面を編集モードで作業している間、他のすべてのユーザーは、権限に関係なく表示のみモードで図面にアクセスできます。

    重要: クラウド アプリケーションでは、開いている図面を他の CAD アプリケーションから編集したり、クラウド ストレージ機能を使用して共有することができなくなるということがありません。このような変更が同期されないことに注意してください。

  • 変更を行わずに図面を編集モードで開いたままにすることによるユーザー アクセス遮断を防ぐため、アプリケーションは非アクティブな状態が 25 分続くと図面を表示のみモードに切り替えます。図面は自動的にクラウド ストレージに保存されて、他のユーザーが編集できます。アプリケーションにより警告が表示されます。
  • 非アクティブな状態が 25 分経過すると、ユーザーは自動的に切断されます。図面は自動的にローカル ドライブに保存されます。最新の変更で保存されていないものは、共有図面と同期されません。