寸法の拘束タイプについて

次の 2 つのタイプの寸法の拘束を適用することができます。

寸法拘束には次の 2 つのタイプがあります。

  • ダイナミック: このタイプはグラフィック領域のみに表示され、印刷されません。ユーザー定義の寸法スタイルは不要です。寸法のテキストは自動的に配置されます。ダイナミック寸法はズーム時とズームアウト時に同じサイズが保持されます。
  • 注釈: このタイプは印刷され、現在の寸法スタイルが使用されます。

寸法の拘束を次のいずれかに指定することもできます。

  • 制約付き(Constrained): ジオメトリは寸法から生成されます。
  • 派生: 寸法はジオメトリから派生します。

ダイナミック寸法の拘束と注釈寸法の拘束

ダイナミック寸法の拘束と注釈寸法の拘束は次の特性が異なります。

特性 ダイナミック拘束 注釈拘束
ズーム ズーム時とズームアウト時に同じサイズを保持する ズーム時とズームアウト時にサイズが変化する
寸法スタイル 固定の定義済み寸法スタイルを使用する 現在のユーザー定義寸法スタイルを使用する
エンティティ プロパティ(Entity Properties) 画層、線種、線色の各設定を無視する 現在の画層、線種、線色の各設定を使用する
印刷出力 印刷出力に表示されない 印刷出力に表示される

拘束と派生寸法の拘束

プロパティ パレットで寸法の拘束の派生プロパティを設定することにより、ダイナミック寸法の拘束と注釈寸法の拘束から派生拘束を作成することができます。派生拘束はグラフィック領域に括弧付きで表示されます。

派生フラグを設定した場合は、寸法の拘束の値または式を編集できません。対応するジオメトリを変更して拘束値を修正することができます。