ブロック属性プロパティと設定の管理

ブロック定義でブロック属性プロパティおよび設定を編集するには、BlockAttributeManager コマンドを使用します。

以下も行えます:

  • ブロック挿入時に、ブロック属性の値に対してプロンプトを表示する順番を変更する
  • ブロック属性マネージャーでの設定に基づいて、ブロックのすべてのインスタンスを同期する
  • ブロックからブロック属性を削除する

ブロック属性プロパティおよび設定を管理するには:

  1. 次のいずれかを実行します。
    • リボンで、挿入(Insert) > ブロック(Block) > ブロック属性マネージャー(BlockAttribute Manager)をクリックします。
    • メニューで、修正(Modify) > エンティティ(Entity) > ブロック属性マネージャー(BlockAttribute Manager)をクリックします。
    • BlockAttributeManager」と入力します。
  2. ダイアログボックスで:
    • ドロップダウン リストからブロック名を選択します。

      - または -

    • ブロックを指定(Specify Block) エンティティを指定 をクリックし、グラフィックス領域でブロックを指定します。

    ブロック属性リストには、指定したブロックに含まれるすべてのブロック属性名が表示されます。

    ブロック属性の 1 つが、リスト内で有効化されたものとしてマークされています。リスト項目をクリックし、別のブロック属性をクリックします。

    表示オプションを表示(Show Display Options)  をクリックし、ダイアログ ボックスを展開してブロック属性リストの表示オプションを表示します。

  3. 図面での変更を設定し、選択したブロック属性に機能を設定してリストの表示オプションを設定します:
    • 既存の参照に変更を適用(Apply changes to existing references)。図面にあるすべての既存インスタンスを、選択したブロック属性に対して指定した変更で更新します。選択解除した場合、選択したブロックの新しいインスタンスだけが更新されます。
    • 重複タグを強調(Emphasize duplicate tags)。ブロックには、同じ名前のブロック属性が複数存在することがあります。選択すると、重複したブロック属性名がリストでハイライトされます。
    • 同期(Sync)。選択したブロックのすべてのインスタンスにあるブロック属性を、定義済みの設定で更新します。この更新が、図面にあるブロック インスタンスのブロック属性に割り当てられた値に影響を及ぼすことはありません。
    • 上に移動(Move Up)/下に移動(Move Down).プロンプト シーケンスで選択したブロック属性を上および下に移動します。
    • 編集(Edit)。あらゆる面(以下を参照)で選択したブロック属性を変更できるダイアログ ボックスを表示します。
    • 削除(Delete)。選択したブロック属性をブロック定義から削除します。選択したブロックで唯一のブロック属性は削除できません。
    • 表示オプション(Display Options)。ブロック属性リストの列で表示する項目を決定します。
      • キャプション(Caption)値(Value)動作(Behavior)、文字設定、およびその他のプロパティなど、特性やプロパティを選択または選択解除します。
      • すべて選択(Select All)。ブロック属性のすべての特性を表示します。
      • すべて削除(Remove All)。リスト(リストではブロック属性名だけを表示)を選択解除します。
  4. 編集(Edit)をクリックして、選択したブロック属性の特性およびプロパティを編集します。

    注記: ブロック属性リストの行をダブルクリックし、指定したブロック属性のブロック属性オプションを編集(Edit BlockAttribute Options)ダイアログ ボックスを開くこともできます。

  5. ダイアログ ボックスでタブを選択し、次を編集します:
    • ブロック属性の設定(BlockAttribute Settings)タブ。ブロック属性の基本特性を変更できます: 名前(Name)キャプション(Caption)値(Value)、および動作(Behavior)の各設定。

      動作特性は、ブロック属性の定義時に指定した特性と同じです(「ブロック属性の定義」を参照):

      • 固定(Fixed)。ブロック属性値を定数または変数に切り替えます。選択すると、デフォルト値(Default value)の文字は図面内で固定のブロック属性値になります。変数データは挿入できません。選択解除すると、変数のブロック属性値を挿入するようプロンプトが表示されます。
      • 非表示:ブロック参照でのブロック属性値の表示をコントロールします。選択すると、値は図面に挿入する際に表示されません。ブロック属性の情報が後で解析するもので、図面に表示されなくてもよいものの場合に使用します。このオプションはブロック属性が多すぎて図面が不明瞭な場合にも有効です。非表示のブロック属性を一時的に表示するにはDisplayBlockAttributes コマンドを使用します。
      • 定義済み(Predefined)。デフォルト値でブロック属性を作成します。選択すると、値は要求されません。このオプションを使用し、挿入後に編集コマンドを使って編集することができます。
      • 検証(Validate)。ブロック挿入時に、ブロック属性が正しいか検証を求めます。
      • マルチライン(Multilines)。ブロック属性が単一行か複数行かを指定します。複数行のブロック属性の場合は、文字行の最大幅を指定します(前の幅(Width)オプションを参照)。複数行のブロック属性の場合は、デフォルト値を指定できません(前のデフォルト値(Default value)オプションを参照)。
    • 文字設定(Text Settings)タブ。文字スタイル、位置合わせ、間隔、傾斜角度、文字の高さ、および回転角度といったブロック属性の文字プロパティを変更できます。
    • プロパティ(Properties)タブ。画層、線種、線の色、線幅、および印刷スタイルといったブロック属性の一般プロパティを変更できます。
  6. OK をクリックし、オプションを編集(Edit Options)ダイアログ ボックスを閉じます。
  7. 適用(Apply)をクリックして変更を適用します。

    ダイアログ ボックスは開いたままなので、他のブロック属性も変更できます。

    - または -

    OK をクリックします。

アクセス

コマンド: BlockAttributeManager

メニュー: 修正(Modify) > エンティティ(Entity) > ブロック属性マネージャー(BlockAttribute Manager)

リボン: 挿入(Insert) > ブロック(Block) > ブロック属性マネージャー(BlockAttribute Manager)

ツール パレット: 修正(Modify) > 属性マネージャー