参照のブロック定義、画層、およびスタイルの埋め込み(Embedding Block Definitions, Layers, and Styles of References)
-EmbedDrawing コマンドを使用して、参照図面のブロック定義、画層、およびスタイルを図面に埋め込みます。
このコマンドは、依存するオブジェクト定義(ブロック定義、画層、線種定義、文字スタイル、および寸法スタイル)を、接頭辞 reference_name$n$ で始まる一意の名前を使用して、ホスト図面に組み込みます。ここで、reference_name は参照の名前で、n は 0 から始まる番号です。
たとえば、参照 house1 のブロック door2 は、ホスト図面では house1$0$door2 になります。同じ名前が既に存在する場合は、番号が増分されます。たとえば、house1$1$door2 になります。
注記: -InsertReference コマンドでは、接頭辞が追加されずに、依存するオブジェクト定義が図面にマージされます。
依存するオブジェクト定義の詳細については、図面の参照 - 基礎(Referencing Drawings - Basics) > 依存するシンボル名(Dependent symbol names)を参照してください。
参照のブロック定義、画層、およびスタイルを埋め込むには:
- コマンド プロンプトで -EmbedDrawing と入力します。
- 次のいずれかのカテゴリを指定します。ブロック(Block)、寸法スタイル(DimensionStyle)、画層(Layer)、線種(LineStyle)、または文字スタイル(TextStyle)。
- ブロック(Block)オプションを使用すると、ブロック内のエンティティによって参照されているすべてのブロック定義、画層、寸法スタイル、線種定義、または文字スタイルも埋め込まれます。ブロックに参照が含まれている場合は、その参照のすべての依存するオブジェクト定義も埋め込まれます。
- 画層(Layer)オプションを使用すると、画層に関連付けられている実線(Continuous)以外の線種も埋め込まれます。
- アイテムの名前を入力します。
参照名に加え、アイテム名の前の垂直バー( | )を含めた名前全体を指定する必要があります(「house1|door2」など)。
依存するオブジェクト定義が図面に追加されます。
注記: 複数のアイテムはカンマで区切って指定できます。
アクセス
コマンド: -EmbedDrawing