フィールドの挿入
フィールドは、図面を保存、印刷、または再構築すると自動的に更新されます。
注釈内のフィールドは、RebuildField コマンドを使用して手動で更新できます。
フィールドを挿入するには:
- 次のいずれかを実行します。
- リボンで、挿入(Insert) > データ(Data) > フィールド(Field)をクリックします。
- メニューで、挿入(Insert ) > フィールド(Field)をクリックします。
- Field と入力します。
- ダイアログ ボックスで、入力するフィールドを指定します。
- カテゴリ(Category): 名前(Name)リスト内のフィールド名は、日付/時間やドキュメントなどのカテゴリ別に区切られます。
- 名前: 挿入するフィールドを決定します。
- 形式(Format): 文字列の大文字と小文字、または日付フィールドの日付形式など、フィールド テキストの形式を指定します。
- OK
をクリックします。
- グラフィックス領域で、フィールドの挿入点をクリックします。
注記: Field コマンドは、現在の文字スタイルと文字サイズを使用します。
図面シート セット フィールドの使用
図面シートを作成し、フィールドを使用して、タイトル ブロック、ビュー ラベル、および寸法テキスト ブロックに表示される情報を自動化できます。Field コマンドを使用すると、図面の任意の文字エンティティで、図面シート セット情報をフィールドとして含めることができます。図面シートと図面シート セットの情報が変更されると、タイトル ブロック、ビュー ラベル、および寸法テキスト ブロックに表示されるデータは常に最新になります。
図面シートまたは図面ビューへのハイパーリンクとしてフィールドを作成できます。後で、シート セット マネージャーで対応する図面シートとビューを移動すると、関連付けられたハイパーリンクにより正しい場所にジャンプします。
フィールド(Field)ダイアログ ボックスには、図面シート番号、説明、リビジョン日付など、特定の図面シート セット情報のフィールド コードがあります。図面シートまたは図面シート セット全体に対して定義したカスタム プロパティも使用でき、フィールドとして挿入できます。DrawingSheetSet カテゴリでは、特定のフィールド タイプを使用できます。
- 名前が CurrentDrawingSheet で始まるフィールドでは、現在の図面シートに関連するプロパティを使用できます。
- 名前が CurrentDrawingSheetSet で始まるフィールドでは、現在の図面シート セットに関連するプロパティを使用できます。
- 図面シート セット(DrawingSheetSet)。指定した図面シート セットの項目をフィールドに含めることができます。
- DrawingSheetSetPlaceholder。寸法テキスト ブロックまたはビュー ラベルにプレースホルダを挿入できます。たとえば、図面シート セットに指定された寸法テキスト ブロックに、図のタイトルや図面シート番号などの情報を表示するためにブロック属性を定義できます。シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)から図面シートの寸法テキスト ブロックを使用すると、プレースホルダが自動的に更新されて正しい値が表示されます。
- 図面シート ビュー(DrawingSheetView)。指定した図面シート セットの項目をフィールドに含めることができます。
注記: 図面シート セット フィールドの値を更新するには、RebuildField コマンドを使用します。
図面シート セットのプレースホルダ フィールドを挿入するには:
ブロックを定義して、図面シート セットの寸法テキスト ブロックまたはラベル ブロックとして使用できます。
- 図面シート セット マネージャーで使用する寸法テキスト ブロックまたはラベル ブロックのブロック属性定義(Block Attribute Definition)ダイアログ ボックスを開きます。
- 名前(Name)に、フィールドの名前を入力します。
- デフォルト値(Default value)の右側で、フィールドを挿入(Insert Field)をクリックします。
- フィールド(Field)ダイアログ ボックスのカテゴリ(Category)で、DrawingSheetSet を選択します。
名前(Name)リストには、すべての図面シート セット プロパティが表示されます。
- 名前(Name)で、DrawingSheetSetPlaceholder を選択します。
- プレースホルダー タイプ(Placeholder type)で、フィールドのタイプを選択します。
- 形式(Format)リストで、形式を指定します。
- 必要に応じて、ハイパーリンクの関連付け(Associate hyperlink)をクリックし、図面シートまたはビューへのハイパーリンクとしてフィールドを作成します。ハイパーリンクを関連付けると、挿入された寸法テキスト ブロックをクリックして、関連付けられた図面シートまたはビューを開くことができます。
注記: ViewportScale フィールドと Custom フィールドでは、ハイパーリンクの関連付けは使用できません。
- OK をクリックし、フィールド(Field)ダイアログ ボックスを閉じます。
プレースホルダー フィールドには、その名前が表示されます。たとえば、DrawingSheetTitle です。
- OK をクリックし、ブロック属性(Block Attribute)ダイアログ ボックスを閉じます。
- グラフィック領域で、フィールド テキストの位置を指定します。
QR コードとリンク フィールドの使用
Field コマンドを使用すると、図面に QR コードと リンク フィールドを含めることができます。
フィールド(Field)ダイアログ ボックスには、QR コードとリンクを図面に埋め込むためのフィールド コードが含まれています。
ファイルへのアクセス権を持つユーザーの名前や、ユーザーがコメントを追加したり図面を修正したりした最後の日付などの共通データもあり、フィールド、文字エンティティ、テーブル セルで使用できます。
CloudDocument カテゴリでは、特定のフィールド コードを使用できます。
- 名前が ViewOnlyLink で始まるフィールドでは、図面を表示のみモードで開くためのリンクまたは QR コードを埋め込むことができます。
- 名前が DownloadLink で始まるフィールドでは、図面をダウンロードするためのリンクまたは QR コードを埋め込むことができます。
QR コードをフィールドとして挿入するには:
- 次のいずれかを実行します。
- リボンで、挿入(Insert) > データ(Data) > フィールド(Field)をクリックします。
- メニューで、挿入(Insert ) > フィールド(Field)をクリックします。
- Field と入力します。
- カテゴリ(Category)で、CloudDocument を選択します。
- 名前(Name)に、QR コードにリンクする図面のバージョンを指定します。使用可能なオプションにより、図面をダウンロード、および表示のみモードで開くことができます。
- フォーマット(Format)で、QR コード(QR code)を指定します。
- 次のオプションは、図面がクラウド ストレージに保存されている場合にのみ使用できます
- DownloadLinkOfCurrentVersionDrawing。QR コードが作成された図面のバージョンに関連付けられている QR コードを挿入できます。
- DownloadLinkOfLatestVersionDrawing。図面の最新バージョンに関連付けられている QR コードを挿入できます。
- DownloadLinkOfPrintedVersionDrawing。印刷された図面に関連付けられている QR コードを挿入できます。
- ViewLinkOfCurrentVersionDrawing。QR コードまたはリンクが作成された図面のバージョンを表示のみモードで開くための QR コードを挿入できます。
- ViewLinkOfLatestVersionDrawing。図面の最新バージョンを表示のみモードで開くための QR コードを挿入できます。
- ViewLinkOfPrintedVersionDrawing。印刷された図面のバージョンを表示のみモードで開くための QR コードを挿入できます。
- 説明(Description)には、リンクされた図面の説明またはその他の追加情報を指定します。QR コードをスキャンすると、下部に説明が表示されます。
- カスタム プロパティ名(Custom property name)で、フィールドとして含めるカスタム プロパティを選択します。
- OK をクリックします。
アクセス
コマンド: フィールド(Field)
メニュー: 挿入(Insert) > フィールド(Field)
リボン: 挿入(Insert) > データ(Data) > (フライアウト)フィールド(Field)