ツール パレットでのブロックの使用

ブロックは、すべてのタイプの図面で頻繁に使用されます。図面の整合性を保つために、実際には、プロジェクトに関与する他のユーザーと共に後で使用できるようにブロックのセットを作成することをお勧めします。

チームのすべてのメンバーがブロックを使用できるようにする最も簡単な方法は、ネットワーク内でブロックを共有することです。ただし、ブロックの数が増加すると、ブロックの検索に時間がかかる場合があります。

ツール パレットを使用すると、アクセスしやすいようにブロックを 1 か所で効率的にグループ化できます。

例:

  • お気に入りのブロックをツール パレットに配置します。
  • ブロックをさまざまなパレットで編成します。これらは後でアクセスしやすいようにグループ化してツール パレット(Tool Palettes)に表示できます。

ブロックからのツールの作成

ツール パレット(Tool Palettes)では、簡易ブロック、CustomBlock、およびダイナミック ブロック用のツールを作成できます。

ツール パレットで新しいブロック ツールを 1 つずつ作成するには、次の方法があります。

  • グラフィックス領域からパレットに指定ブロックをドラッグ
  • フォルダからパレットに指定図面をドラッグ。図面はブロックとして追加されます。
  • グラフィックス領域からパレットにブロックを 1 つずつコピーして貼り付け
  • パレットからパレットにブロックをコピーして貼り付け

あるいは、設計リソース(Design Resources)を使用して、ブロックのセットを一度にツール パレットに追加することもできます。オプションはコンテキスト メニューで使用できます。ブロックを含むツール パレットを作成するには、次の方法があります。

  • 図面を含むフォルダから。すべての図面が、ツール パレットにブロックとして自動的に追加されます。
  • 図面から。指定した図面内のすべてのブロックが、ブロックを含む図面と同じ名前の新しいツール パレットに追加されます。また、現在の図面内のすべてのブロックを含むツール パレットを作成することもできます。
  • ブロックから。ツール パレットには 1 つのブロックのみが含まれます。

ツール パレット(Tool Palettes)内のブロックを図面で直接使用するには、ブロック ツールをクリックするか、グラフィックス領域にドラッグ アンド ドロップします。

ブロックの保存と更新に特化した図面を作成します。これにより、デザイン センター(Design Center)を使用して、図面からすべてのブロックをツール パレットに追加できます。ツール パレットを使用して、標準ブロックのカタログを作成できます。

ツール パレット(Tools Palette)内のブロック ツールは、元のブロック定義を参照します。ブロック ツールを使用して作成したブロックは、ソース図面でブロック定義を変更しても自動的には更新されません。ブロック定義を再定義するには、ツール コンテキスト メニューからブロックを再定義(Redefine Block)オプションを使用します。

既存のブロックに基づいてツールを追加するには:

注記: 開始する前に、ツール パレット(Tool Palettes)が表示されていることを確認してください。

  1. ツールの作成元になるブロックを作成します。
  2. 図面を保存します。
  3. ツール パレット(Tool Palettes)で、ツールを配置するパレットを表示します。必要に応じて、新しいパレットを作成します。
  4. グラフィック領域で、ツールの作成元になるブロックを選択します。

    簡易ブロックまたは CustomBlock を選択できます。

  5. マウス ボタンを押したまま、指定したブロックをパレットにドラッグします。

    指定したブロックを作成するためのツールが、ツール パレット(Tool Palettes)に表示されます。

  6. パレット ツールバーで、すべて保存(Save all) をクリックします。

注記: ブロックから作成したツールは、ブロック定義を含む図面を修正してから保存した場合にのみ自動的に更新されます。

ツール パレットからブロックを挿入するには:

  1. ツール パレット(Tool Palettes)で、新しいブロック ツールをクリックします。

    ブロックが、カーソルに付随して表示されます。

  2. グラフィック領域で、ブロックの挿入点を指定するか、オプションを指定します。
    • 角度(Angle)。挿入時にグラフィック領域での回転角度を設定します。
    • 参照点(Reference point):ブロックを場所にドラッグするときの、新しい参照点(デフォルトの挿入点以外)を設定します。
    • 均一な尺度(Uniform scale):XYZ 軸の均一な尺度係数を設定します。

設計リソースを使用してフォルダからブロックのツール パレットを作成するには:

注記: 開始する前に、ツール パレットに不要なコンテンツが含まれないように、フォルダから未使用のブロックを除去してください。

  1. 次のいずれかを実行します。
    • リボンで、挿入(Insert) > パレット(Palettes) > 設計リソース(Design Resources)をクリックします。
    • メニューで、ツール(Tools) > 設計リソース(Design Resources)をクリックします。
    • DesignResources と入力します。
  2. 設計リソース(Design Resources)パレットのコンピュータ(Computer)リソース(Resources)リストで、ブロックを含むフォルダを参照します。
  3. フォルダを右クリックし、コンテキスト メニューからブロックのツール パレットを作成(Create Tool Palette of Blocks)を選択します。

    ツール パレット(Tool Palette)に、フォルダと同じ名前の新しいパレットが作成されます。フォルダ内のすべての図面が、新しいパレットにブロックとして追加されます。

設計リソース内のブロックからツール パレットを作成するには:

  1. 次のいずれかを実行します。
    • リボンで、挿入(Insert) > パレット(Palettes) > 設計リソース(Design Resources)をクリックします。
    • メニューで、ツール(Tools) > 設計リソース(Design Resources)をクリックします。
    • DesignResources と入力します。
  2. 設計リソース(Design Resources)パレットのコンピュータ(Computer)またはオープン済みのファイル(Opened files)で、ブロックを含む図面ファイルを参照します。
  3. リソース(Resources)リストで、ブロック(Blocks)カテゴリをダブルクリックします。

    コンテンツ(Content)リストに、使用可能なブロックが表示されます。

  4. 内容リストで、ブロックを指定します。

    プレビュー領域にブロックが表示されます。

  5. 右クリックし、コンテキスト メニューからツール パレットを作成(Create Tool Palette)を選択します。

    ツール パレット(Tool Palette)に、ブロックと同じ名前の新しいパレットが作成されます。

設計リソースを使用して図面からブロックのツール パレットを作成するには:

注記: 開始する前に、ツール パレットに不要なコンテンツが含まれないように、図面から未使用のブロックを除去してください。

  1. 次のいずれかを実行します。
    • リボンで、挿入(Insert) > パレット(Palettes) > 設計リソース(Design Resources)をクリックします。
    • メニューで、ツール(Tools) > 設計リソース(Design Resources)をクリックします。
    • DesignResources と入力します。
  2. 設計リソース(Design Resources)パレットで、図面を指定します:
    • コンピュータ(Computer)リソース(Resources)リストで、ブロックを含む図面を参照します。
    • オープン済みのファイル(Opened Files)リソース(Resources)リストで、ブロックを含む図面を参照します。
  3. 図面名を右クリックし、コンテキスト メニューからツール パレットを作成(Create Tool Palette)を選択します。

    ツール パレット(Tool Palette)に、図面と同じ名前の新しいパレットが作成されます。新しいパレットには、図面内のすべてのブロックが含まれます。

ツール パレットのブロック定義の更新

ツール パレットにツールとして追加されているブロックを修正することができます。

図面のブロックを修正しても、ツール パレット(Tools Palette)内のブロック定義は自動的には更新されません。

ツールのブロック定義は修正できます。

  • ブロック形状を修正

    ブロック エディタ(Block Editor)で、エンティティの追加と除去、およびプロパティの変更を行うことによってブロックの形状を修正します。

    さらに、要素とアクティビティを定義して、ブロックにダイナミック ビヘイビアを追加することもできます。

  • ブロック プロパティを修正

    ブロック プロパティは、ツール プロパティ(Tool Properties)ダイアログ ボックスで利用できます。

    CustomBlock の場合は、ユーザー定義プロパティを指定できます。

  • ブロック ツールのブロック定義を更新

    図面でブロックを修正した後、ブロックを含む図面を保存する必要があります。ツール パレット(Tool Palettes)ブロックを再定義(Redefine Block)オプションを使用すると、現在の図面内にあるブロックのすべてのインスタンスが更新されます。

ツール パレット(Tools Palette)からブロック定義を修正および更新するには:

  1. ツール パレット(Tools Palette)で、ブロックを右クリックし、コンテキスト メニューからブロック編集(Edit Block)を選択します。

    ブロック エディタ(Block Editor)が開きます。ツールを作成したブロックの形状が表示されます。

  2. 必要に応じてブロックを修正し、保存します。
  3. ブロック エディタ(Block Editor)を閉じます。
  4. ブロックを含む図面を保存します。
  5. ツール パレット(Tools Palette)で、ツールを右クリックし、コンテキスト メニューからブロックを再定義(Redefine Block)を選択します。

    ツール アイコンと現在の図面内にあるブロックのすべてのインスタンスが更新されます。

ツールのブロック定義へのパスを更新するには:

  1. ツール パレット(Tools Palette)で、ブロック ツールを右クリックし、コンテキスト メニューからプロパティ(Properties)を選択します。
  2. ツール プロパティ(Tool Properties) ダイアログ ボックスのソース ファイル(Source File)で、ブロックを含むファイルへのパスを指定します。