設計リソースの使用
DesignResources コマンドを使用して、コンピュータ上または接続しているネットワークの場所にある別の図面のリソースおよび内容にアクセスします。ブロック、参照図面、画層、線種、寸法スタイル、文字スタイル、テーブルスタイル、およびレイアウト シートを利用し、現在の図面にインポートできます。
設計リソース パレットから、図面の内容をドラッグアンドドロップして、コピー、追加、アタッチ、挿入ができます。これらの手順については、設計リソースを使用するときの一般的な手順で説明しています。
また、設計リソース(Design Resources)を使用して、1 ステップでツール パレットにブロックのセットを追加することもできます。オプションはコンテキスト メニューで使用できます。手順については、ツール パレットでのブロックの使用(Using Blocks with Tool Palettes)を参照してください。
パレットには 2 つのタブがあります。
- コンピュータ(Computer): 使用中のコンピュータまたは接続しているネットワーク上のリソースおよびコンテンツを表示します。
- オープン済みのファイル(Opened files): 開いている図面の内容を表示します。
さらに、パレットの上部にツールバーが、下部にステータス バーがあります。
設計リソース(Design Resources)パレットを表示するには:
- ツール(Tools) > 設計リソース(Design Resources)をクリック(または DesignResources と入力)します。
- または -
- Ctrl + 2 を押します。
設計リソース(Design Resources)パレット
コンピュータ(Computer)タブ
パレットには、次の 3 つのセクションがあります。
- リソース(Resources)ツリー ビュー: ディスク、フォルダ、ネットワーク ドライブ、および図面ファイルを参照します。
- 内容(Content)リスト: フォルダ ツリー ビューで選択されたアイテムの内容が表示されます。
- プレビュー(Preview)領域: 図面ファイル、ブロック、参照、およびイメージ ファイルのプレビューが表示されます。
フォルダ ツリー ビュー
リソース(Resources) ツリー ビューを使用して、コンピュータ上、接続しているネットワークの場所、およびシステム デスクトップにあるフォルダおよびファイルに移動できます。
ツリー ビューには、次のファイル タイプが表示されます。
- 図面ファイル(*dwg)
- 図面交換ファイル(*dxf)
- 図面テンプレート ファイル(*.dwt)
- 図面標準ファイル(*.dws)
選択したフォルダにイメージ ファイルが含まれている場合、内容(Content)リストに表示されます。
注記: 非表示のフォルダまたはファイルは設計リソース パレットに表示されません。
内容(Content)リスト
内容(Content)リスト領域には、リソース(Resources)ツリー ビューで選択したアイテムの内容が表示されます。
- フォルダが選択された場合、内容(Content)には、そのフォルダとサブフォルダに含まれる図面およびイメージが表示されます。
イメージ ファイルのタイプは、*.bmp、*.gif、*.jpg、*.png、および *.tif です。
- 図面ファイルが選択された場合、内容(Content)には、図面に含まれる名前付きオブジェクトのすべてのカテゴリのリストが表示されます。
- ブロック
- 参照図面
- 画層
- 線種
- 寸法スタイル
- 文字スタイル
- テーブルスタイル
- シート
注記: 図面ファイルの前にあるプラス記号(+)をクリックして(カテゴリ リストが開きます)、リソース(Resources)ツリー ビューにこれらのカテゴリを表示することもできます。
プレビュー(Preview)領域
プレビュー(Preview)領域には、図面ファイル、ブロック、参照、およびイメージのプレビューが表示されます
ツールバー
設計リソース(Design Resources)パレットの上部にあるツールバーのボタンを使用して、オプションに移動し、アクセスします。
- 開く(Open)
: 図面またはイメージ ファイルを開き、そのファイルのフォルダにリソース(Resources)ツリー ビューを設定し、内容(Content)リストでファイル名をハイライト表示します。
- ホーム(Home)
: リソース(Resources)ツリー ビューに、選択されたデフォルト フォルダまたはファイルを表示します。
ホーム(Home)の位置を設定するには、リソース(Resources)ツリー ビューでアイテムを右クリックし、ホームに設定(Set as Home)をクリックします。
- お気に入り(Favorites)
: お気に入りのリソースがお気に入り(Favorites)フォルダに表示されます。頻繁に使用するリソースや、すぐに見つかるようにしたいリソースをブックマークできます。
フォルダまたはファイルをリソース(Resources)ツリー ビューのお気に入り(Favorites)フォルダに追加するには、アイテムを右クリックして、お気に入りに追加(Add to Favorites)をクリックします。
フォルダまたはファイルを内容(Content)リストのお気に入り(Favorites)フォルダから削除するには、アイテムを右クリックして、お気に入りから削除(Remove from Favorites)をクリックします。
注記: お気に入りフォルダは、ハードディスク ドライブ上の物理的なフォルダではありません。システム上のフォルダおよびファイルへのリンクのリストになっています。
- 戻る(Back)
: 前に表示したフォルダまたはファイルを表示します。
矢印をクリックすると、最近参照したフォルダおよびファイルのリストが表示されます。
- 進む(Forward)
: 戻る(Back)をクリックしてある場合に、前に表示したフォルダまたはファイルを表示します。
矢印をクリックすると、戻るボタンを使用して戻った位置からのフォルダおよびファイルのリストが表示されます。
- 上(Up)
: リソース(Resources)ツリー ビュー階層で 1 レベル上に移動します。
- ツリー ビュー切り替え(Tree View Toggle)
: フォルダ(Folders)ツリー ビューを表示または非表示にします。
- プレビュー切り替え(Preview Toggle)
: プレビュー(Previews)領域を表示または非表示にします。
- リフレッシュ(Refresh)
: リソース(Resources)ツリー ビュー、内容(Content)リスト、およびプレビュー(Preview)領域を更新します(選択したフォルダに対して外部で変更が行われた場合など)。
- ビュー(View)
: 内容(Content)リストの表示を、リスト、詳細、サムネイル、アイコンの間で変更します。矢印をクリックして、これらの表示モードのいずれかを選択します。
ステータス バー
ステータス バーには、リソース(Resources)ツリー ビューで選択されたアイテムの完全なフォルダ名およびファイル名と、内容(Contents)リストに表示されている該当するアイテムの数が表示されます。
オープン済みのファイル(Opened Files)タブ
パレットには、次の 3 つのセクションがあります。
- リソース(Resources)ツリー ビュー: 開いている図面ファイルを参照します。
- 内容(Content)リスト: リソース(Resources)ツリー ビューで選択したアイテムの内容が表示されます。
- プレビュー(Preview)領域: 図面ファイル、ブロック、参照、およびイメージ ファイルのプレビューが表示されます。
リソース
リソース(Resources)ツリー ビューを使用すると、開いているファイルに移動できます。
ツリー ビューには、次のファイル タイプが表示されます。
- 図面ファイル(*.dwg)
- 図面交換ファイル(*.dxf)
- 図面テンプレート ファイル(*.dwt)
- 図面標準ファイル(*.dws)
内容(Content)リスト
内容(Content)リスト領域には、リソース(Resources)ツリー ビューで選択したアイテムの内容が表示されます。
内容(Content)リスト領域には、リソース(Resources)ツリー ビューで選択した図面に含まれる名前付きオブジェクトのすべてのカテゴリのリストが表示されます。
- ブロック
コンテキストメニューのツール パレットを作成(Create Tool Palette)オプションを使用して、図面のすべてのブロックをツール パレットにグループ化できます。
- 参照図面
- 画層
- 線種
- 寸法スタイル
- 文字スタイル
- テーブルスタイル
- シート
注記: 図面ファイルの前にあるプラス記号(+)をクリックして(カテゴリ リストが開きます)、リソース(Resources)ツリー ビューにこれらのカテゴリを表示することもできます。
プレビュー(Preview)領域
プレビュー(Preview)領域には、指定した図面ファイル、ブロック、参照、およびイメージのプレビューが表示されます
設計リソースを使用するときの一般的な手順
図面の内容をドラッグ & ドロップして、コピー、追加、アタッチ、挿入ができます。
別の図面の内容をグラフィックス領域にドラッグするには:
- ツリー ビューで、図面ファイルを参照します。
- リソース(Resources)リストで、カテゴリ(ブロック、画層、線種、寸法スタイル、文字スタイル、テーブル スタイル、参照、またはシート)をダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、リストから図面にアイテムをドラッグします。
- ブロックまたは参照図面をドラッグするときは、ブロックまたは参照の位置を指定します。ブロックにブロック属性が含まれている場合は、属性を編集します。
別の図面の内容を図面にコピーするには:
- ツリー ビューで、図面ファイルを参照します。
注記: ブロックを含む図面を既に開いている場合は、オープン済みのファイル(Opened Files)ツリー ビューに表示されます。
- リソース(Resources)リストで、カテゴリ(ブロック、画層、線種、寸法スタイル、文字スタイル、テーブル スタイル、参照、またはシート)をダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、アイテムを右クリックし、コピー(Copy)をクリックします。
- グラフィックス領域で右クリックして、貼り付けをクリックします。
- ブロックまたは参照図面を貼り付けるときは、ブロックまたは参照の位置を指定します。
別の図面のブロックを図面に挿入するには:
- ツリー ビューで、ブロックが含まれる図面ファイルを参照します。
注記: ブロックを含む図面を既に開いている場合は、オープン済みのファイル(Opened Files)ツリー ビューに表示されます。
- リソース(Resources)リストで、ブロック(Blocks)カテゴリをダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、ブロックを指定します。
プレビュー領域にブロックが表示されます。
- 右クリックして、ブロック挿入(Insert Block)をクリックします。
注記: 指定したブロックの名前が図面で使用されているブロックと同じ場合は、次のオプションを使用して既存のブロックを再定義できます。
- 挿入と再定義(Insert and redefine): 既存ブロックの名前が、内容(Content)リストで指定したブロックと同じ場合、指定したブロックを挿入し、既存ブロックを指定したブロックで置き換えます。
- 再定義のみ(Redefine only): 既存ブロックの名前が、内容(Content)リストで指定したブロックと同じ場合、指定したブロックで既存ブロックを置き換えます。
- ブロック挿入(Insert Block)ダイアログ ボックスで、InsertBlock コマンドを使用した場合と同様に、オプションと値を指定します。
- OK をクリックします。
設計リソース(Design Resources)からブロックを挿入するには、内容(Content)リストでブロックをダブルクリックする方法もあります。
既存のブロックを別の図面のブロックに再定義するには:
- ツリー ビューで、ブロックが含まれる図面ファイルを参照します。
- リソース(Resources)リストで、ブロック(Blocks)カテゴリをダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、ブロックを指定します。
指定したブロックが、プレビュー(Preview)領域に表示されます。
- 右クリックして、再定義のみ(Redefine only)をクリックします。
既存のブロックは、内容(Content)リストで指定したブロックで置き換えられます。
注記: 再定義のみ(Redefine only)オプションは、ブロックを含む図面を既に開いている場合にのみ使用できます。
他の図面からブロックを挿入し、既存のブロックを再定義するには:
- ツリー ビューで、図面ファイルを参照します。
- リソース(Resources)リストで、ブロック(Blocks)カテゴリをダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、ブロックを指定します。
プレビュー領域にブロックが表示されます。
- 右クリックして、挿入と再定義(Insert and redefine)をクリックします。
注記: 挿入と再定義(Insert and redefine)オプションは、ブロックを含む図面を既に開いている場合にのみ使用できます。
- ブロック挿入(Insert Block)ダイアログ ボックスで、InsertBlock コマンドを使用した場合と同様に、オプションと値を指定します。
- OK をクリックします。
既存のブロックは、内容(Contents)リストで指定したブロックで置き換えられます。
別の図面の参照を図面にアタッチするには:
- ツリー ビューで、参照図面が含まれる図面ファイルを参照します。
- リソース(Resources)リストで、参照図面(Reference drawings)カテゴリをダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、参照を右クリックし、参照をアタッチ(Attach Reference)をクリックします。
- 参照をアタッチ(Attach Reference) ダイアログ ボックスで、AttachDrawing コマンドを使用した場合と同様に、オプションと値を指定します。
- OK をクリックします。
イメージ ファイルのアタッチも、同様に機能します。
別の図面の画層を図面に追加するには:
この手順は、線種、寸法スタイル、文字スタイル、テーブルスタイル、レイアウト シートでも機能します。
- ツリー ビューで、図面ファイルを参照します。
- リソース(Resources)リストで、画層(Layers)カテゴリをダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、1 つまたは複数の画層名を選択し、右クリックして、画層を追加(Add Layers)をクリックします。
現在の図面に画層が追加されます。重複する画層は無視されます。
設計リソース(Design Resources)から単一の画層を追加するには、内容(Contents)リストで画層名をダブルクリックする方法もあります。
別の図面のレイアウト シート定義を図面に追加するには:
- ツリー ビューで、図面ファイルを参照します。
- リソース(Resources)リストで、シート(Sheets)カテゴリをダブルクリックします。
- 内容(Content)リストで、1 つまたは複数のシート名を選択し、右クリックして、シートを追加(Add Sheets)をクリックします。
現在の図面にシートが追加されます。重複するシートは無視されます。
ブロックとして図面を挿入、参照として図面をアタッチ、または設計リソース(Design Resources)パレットから図面を開くには:
- ツリー ビューで、少なくとも 1 つの図面が含まれるフォルダを参照します。
- リソース(Resources)リストで、図面ファイルを選択します。
- 右クリックしてオプションを指定します。
- 参照としてアタッチ(Attach as Reference): AttachDrawing コマンドを使用した場合と同様に、指定された図面ファイルをアタッチします。
- ブロックとして挿入(Insert as Block): InsertBlock コマンドを使用した場合と同様に、指定された図面ファイルを挿入します。
- アプリケーションで開く(Open in application): Open コマンドを使用した場合と同様に、指定された図面ファイルを開きます。
イメージ ファイルのアタッチも、同様に機能します。
設計リソース(Design Resources)パレットを非表示にするには:
- ツール(Tools) > 設計リソース(Design Resources)をクリック(または HideDesignResources と入力)します。
- または -
- Ctrl + 2 を押します。
頻繁に多数のブロックを挿入する場合は、同じ分野またはカテゴリのブロックを特定のフォルダ内の図面ファイルに集めることをお勧めします。設計リソース(Design Resources)では、これらの図面をブロック ライブラリとして機能させることができます。また、お気に入り(Favorites)にし たり、専用のツールパレットにグループ化したりすることもできます。
アクセス
コマンド: DesignResources
メニュー: ツール(Tools) > 設計リソース(Design Resources)