-UnitSystem

長さと角度の単位の形式と少数位数を設定するには、-UnitSystem コマンドを使用します。

これは、UnitSystem コマンドのコマンド ウィンドウ バリアントです。

単位設定はそれぞれの図面と共に保存されるため、図面ごとに異なった設定にできます。

単位と少数位数を指定するには:

  1. -UnitSystem と入力します。
  2. 長さの単位について次のタイプを指定します。建築図面表記(Architectural)十進表記(Decimal)工業図面表記(Engineering)分数表記(Fractional)指数表記(Scientific)

    十進表記(Decimal)が新しい図面の、デフォルトの長さ単位タイプです。

  3. 長さ単位の例:

     単位タイプ 例 1 例 2
    建築図面表記(フィートとインチ) 0'-1 1/2" 125'-0"
    十進表記 1.5000 1500.0000
    工業図面表記(フィートとインチ) 0'-1.5000" 125'-0.0000"
    分数表記 1 1/2 1500
    指数表記 1.5000E+00 1.5000E+03
  4. 小数位数を指定します。0 ~ 8 の小数位数(十進表記、工業図面表記、指数表記の単位タイプの場合)

    - または -

    最小になる分数の分母を指定します。0、1、2、4、8、16、32、64、128、256(建築図面表記または分数表記の単位タイプの場合)

  5. 角度単位について次のタイプを指定します。小数(Decimal)度/分/秒(Degrees/Minutes/Seconds)グラジエント(Grads)ラジアン(Radians)測量(Surveyor)

    小数(Decimal)が新しい図面の、デフォルトの角度単位タイプです。

  6. 角度単位の例:

     単位タイプ 例 1 例 2
    十進表記(メートル単位) 12.500 180
    度/分/秒 12d30'0" 180d0'0"
    グラジエント(400グラジエント = 360°) 13.889g 200,000g
    ラジアン(2πラジアン = 360°) 0.218r 3.142r
    測量士の単位系(コンパス方位(N、S、E、W)と南北からの偏差) N 77d30'0" E W
  7. 角度精度を指定します。0 ~ 8 の分数の桁数。
  8. 角度ゼロの方向を指定します。東(East)北(North)南(South)西(West)、または指定した角度単位形式での角度値

    これによって 0°の方向を指定する基本角を設定します。

    たとえば、測量士は通常、ページで 0°を「上」に設定し(北)、建築技師およびエンジニアは 0°を「3 時」に設定します(東)。

  9. 角度を時計回りで計測するかどうかを指定します(はい(Yes)/いいえ(No))。

    これにより角度 0 からの測定方向を設定します。角度計測のデフォルト方向は反時計回り(いいえ(No))です。

アクセス

コマンド:-UnitSystem