単位と少数位数の指定(Specifying Units and Precision)
UnitSystem コマンドでは、次の設定が可能です:
- 長さ単位と角度単位の形式
- 小数点以下の桁数指定による精度
- 図面内のブロックおよび挿入図面の測定参照単位
長さおよび角度単位の形式と少数位数は個別に設定できます。
単位設定はそれぞれの図面と共に保存されるため、図面毎に異なる設定が使用できます。
単位と少数位数を指定するには:
- 形式(Format) > 単位系(Unit System) をクリック(またはUnitSystemコマンドを入力)します。
オプション(Options)ダイアログボックスの作図設定(Drawings Settings)ページが開き単位系(Unit System)が展開されます。
- 基本角(Base angle)において:
- 0°の方向を指定する基本角を設定します。 たとえば、Surveyorの場合は、ページの上方を0°に設定します。 この設定により作図線の角度と距離が正しく表示されます。ステータスバーの表示は角度ゼロの方向と向きに基づいて更新されます。
- 時計回りの方向に角度を増加させるには時計回り(Clockwise)を選択します。
- 回転角度を設定するか、あるいはグラフィックス領域内で選択
(Select in graphics area)をクリックし、グラフィックス領域で回転角度と第2の点を設定します。
- 長さ(Length)の下で次の設定を行います:
- 長さ単位のタイプ(Type)。
- 小数点以下の桁数(0から8まで)による少数位数(Precision)。
選択した単位が プレビュー 領域に表示されます。
長さ単位の例:
単位タイプ 例 1 例 2 建築図面表記(フィートとインチ) 0'-1 1/2" 125'-0" 十進表記 1.5000 1500.0000 工業図面表記(フィートとインチ) 0'-1.5000" 125'-0.0000" 分数表記 1 1/2 1500 指数表記 1.5000E+00 1.5000E+03 - 角度(Angle)の下で次の設定を行います:
- 角度単位のタイプ(Type)。
- 小数点以下の桁数(0から8まで)による少数位数(Precision)。
選択した単位が プレビュー 領域に表示されます。
area.角度単位の例:
単位タイプ 例 1 例 2 十進表記(メートル単位) 12.500 180 度/分/秒 12d30'0" 180d0'0" グラジエント(400グラジエント = 360°) 13.889g 200.000g ラジアン(2πラジアン = 360°) 0.218r 3.142r Surveyor単位系(コンパス方位(N、S、E、W)と南北からの偏差) N 77d30'0" E W - 単位のスケール(Units scale)のブロックの単位形式(Block units format)で図面内のブロックおよび挿入図面の測定参照単位を選択します。 エンティティのスケール変更を避けるには単位なし(Unitless)を選択します。 挿入されるブロック(または図面)の単位がブロック単位の形式(Block units format)の単位と異なる場合には、ブロックのスケール変更が行われます。 この挿入スケールは、ソースの単位とターゲット図面の単位の比率により決定されます。
- OK をクリックします。
アクセス
コマンド: UnitSystem
メニュー: 形式(Format) > 単位系(Unit System)