選択時に重複エンティティを順に切り替える

循環選択では、他のエンティティの近くにある、または重なっているエンティティを選択的に指定できます。

この方法でエンティティを事前選択するか、グラフィック領域でエンティティの指定を求められたときに使用することもできます。

相互に近接し、ただし正確には重なっていないエンティティを特定する場合、エンティティの近傍を拡大縮小すると便利です。

互いに近くにあるか、重なっているエンティティの上にポインタを移動すると、スタック アイコン が表示されます。重なっているエンティティ上にカーソルがあるときに Ctrl キーを押すと、アイコンが非表示になります。

検出されたエンティティのリストを使用し、重なっているエンティティを選択時に順に切り替えます。

次のコマンド シーケンスでは、検出された図面エンティティのリストの表示がオンになっていることを前提としています。循環選択設定を参照してください。

  1. 循環選択機能がオンになっていることを確認します。

    ステータス バーの循環選択(Cycling Selection)を右クリックし、オン(On)を選択してこの機能をアクティブ化します。

  2. 互いに近くにあるか重なっているエンティティの上にポインタを移動します。

    複数のエンティティが選択ボックスを通過すると、エンティティの近くにスタック アイコン が表示されます。

  3. アイコンが表示される場所をクリックします。

    重なっているエンティティのリストが表示されます。最後に作成されたエンティティが、リストの最初のエンティティになります。エンティティ名の前にエンティティの色が表示され、エンティティを区別しやすくなります。

    リスト上にカーソルを移動すると、リスト内でハイライト表示されているエンティティは、図面内でもハイライト表示されます。

  4. リストで、ハイライト表示されたエンティティをクリックして選択します。
  5. 選択したエンティティに修正コマンドを適用するか、エンティティのグリップを使用して修正します。
  6. 必要に応じてステップ 2 から 5 を繰り返して、互いに近くにあるか重なっている複数のエンティティを指定します。

検出されたエンティティのリストを使用せずに、重なっているエンティティを選択時に順に切り替えます。

次のコマンド シーケンスは、検出された図面エンティティのリストの表示がオフになっていることを前提としています。循環選択設定を参照してください。

  1. 循環選択機能がオンになっていることを確認します。

    ステータス バーの循環選択(Cycling Selection)を右クリックし、オン(On)を選択してこの機能をアクティブ化します。

  2. 互いに近くにあるか重なっているエンティティの上にポインタを移動します。

    複数のエンティティが選択ボックスを通過すると、エンティティの近くにスタック アイコン が表示されます。

    注記: Shift キーを押しながらスペースバーを押して、検出されたエンティティを順番にハイライト表示することで、重なっているエンティティを順に切り替えることができます。

  3. ハイライト表示されたエンティティをクリックします。
  4. 選択したエンティティに修正コマンドを適用するか、エンティティのグリップを使用して修正します。
  5. 必要に応じてステップ 2 から 4 を繰り返して、互いに近くにあるか重なっている複数のエンティティを指定します。

循環選択をオンまたはオフに設定するには:

  • ステータス バーの循環選択(Cycling Selection)を右クリックし、オン(On)またはオフ(Off)を選択します。
  • Ctrl + W を押します。

循環選択設定

循環選択表示オプションを設定するには:

  1. ステータス バーの循環選択(Cycling Selection)を右クリックし、設定(Settings)を選択します。
  2. 作図オプション(Drafting Options) > エンティティ選択(Entity Selection) > 選択設定(Selection Settings)で、循環選択を有効化(Enable cycling selection)を選択または選択解除します。
  3. エンティティのリスト表示(Show list of entities)を選択または選択解除します。

注記: 選択ボックス サイズを設定するには、オプション(Options)コマンドを使用します。DraftingOptions と入力し、エンティティ選択(Entity Selection) > 選択設定(Selection Settings)を展開します。選択ボックス サイズ(SelectionBox size)で、サイズを変更します。